「また続かなかった…」


せっかく自己投資をしたのに、行動が伴わないと、自分にがっかりしてしまいますよね。


でもそれは、あなたの意志が弱いからではありません。


当記事では、自己啓発が続かない理由と向き合いながら、無理なく習慣化していくアドバイスをお届けします。


自己投資に見合った行動が続かないのであれば、ぜひ最後まで読み進めてください。

自己啓発が続かない3つの理由

あなたは真面目に取り組んでいるのに、自己啓発が続かない理由。


それは、次の3つの要素が、当てはまっているからではありませんか?

完璧主義に陥る

「毎日やらなきゃ」
「完璧にできなきゃ」



そんなプレッシャーに、苦しんでいませんか?

・習慣が1日抜けたら、「もうダメだ」と感じてしまう
・1ページしか書けなかった日記に、「これじゃ意味がない」と落ち込む
・仕事と同じで自己啓発にも“完璧”を求めてしまう



自己啓発に取り組む人は、成長意欲が高くて真面目です。


だからこそ小さな失敗や、できなかった日があると、罪悪感で押しつぶされそうになる。


完璧を目指し過ぎて、息苦しくなっていませんか?

モチベーションの基準が自分ではなく他者

「もっと認められたい」
「負けたくない」



その気持ちは、決して悪いものではありません。


でも、それだけをモチベーションにすると、本来の目的が見えなくなってしまうんです。


特に、仕事で周囲に気を使いすぎる人ほど、


「ちゃんとやらなきゃ」
「これぐらいできて当たり前」



と、自分の気持ちを押し殺し、無理をしがち。


たとえば…


・朝の瞑想を始めたけれど、「続いてる?」と聞かれてプレッシャーになった
・SNSで「毎日○○します!」と発信したけど、リアクションが薄い



誰かの期待や評価をモチベーションにすると、ちょっとした失敗や停滞で、


「意味がない」


と感じやすく、本来の目的だった、『自分が納得できる成長』を実感できません。


何のために取り組んでいるかが、見えなくなっていませんか?

本当に必要なことに専念できない

巷にあふれる情報は、どれも魅力的で、つい手を伸ばしたくなりますよね。


リバティリバティ

ですが、あなたにとって、本当に必要なことばかりとはかぎらない。


自己啓発の情報は、今やSNS、YouTube、書籍、セミナーなど、無数にあります。


でも、情報が多すぎるせいで、「何が正解なのか」が分からなくなる。


そのせいで、「自分に合うのはどれか」が見えなくて、手が止まってしまうのも無理はない。


多すぎる情報に埋もれてしまい、本当に必要なことに専念できていない。


だから、気持ちが満たされなくて、フェードアウトするのかもしれませんよ。

自己啓発を習慣化するための3つのコツ

前述の理由に当てはまったあなたに、自己啓発を習慣化させるコツを、3つお伝えします。

コツ①:できて当たり前から取り入れる

習慣化に必要なのは、「やる気」ではなく「仕組み」


仕組みを作るためには、できるだけハードルを下げることが必要です。


もしかしたら、完璧主義なあなたは、罪悪感を抱くかもしれません。


ですが、『できて当たり前』から日常生活に取り入れていくほうが、ぐっと習慣化しやすいのは事実です。


たとえば…

・朝の深呼吸を1回だけしてみる
・ノートに1行だけ「今日の気持ち」を書いてみる
・帰宅後、5分だけ瞑想をしてみる



完璧主義な人ほど、「ちゃんとやらなきゃ」と思い詰めがち。


まずは、「いつも変わらぬ毎日に、ちょっとした刺激を」くらいの気持ちで取り組むのが、習慣化にはベスト。


『誰かのために』ではなく、『自分のために』という気持ちで。


ハードルを上げていくのは、日常生活に馴染んでからでも、遅くはありませんよ。

コツ②:達成感と環境の融合

習慣を定着させるのに必要なのは、意志ではなく「達成感」と「環境」の融合。


つまり、


・“やったら気持ちいい”と感じられること
・“やりやすい場所や時間”をつくること



の2点の組み合わせが、大切です。


たとえば…

・日記は夜静かな時間に、お気に入りのペンとノートで
・深呼吸は朝日を浴びながら窓辺で
・散歩は四季の変化が感じられるルートで



「やってよかった」という気持ちと、「自然とできる環境」によって、習慣は身についていきます。


自分の内側からにじみ出る、前向きな気持ちをじっくり味わう。


リバティリバティ

そして、“やりやすさ”をデザインすること。


真面目な人ほど、「楽な環境を整える」ことに、罪悪感を抱いてしまうかもしれません。


でも、それはわがままではなく、自分を守るための手段です。


歯を食いしばって頑張るのではなく、前向きな気持ちで取り組める環境作りを、最優先してください。


自分のためというモチベーションをかみしめて、行動につなげていきましょう。

コツ③:続けるより戻れることを大切にする

習慣は、“完璧”じゃなくていいんです。


続けること以上に、「戻れること」を大切にしてください。


できない日があっても、また戻って取り組んでみることを意識してみませんか?


習慣化は、毎日同じようにできるものではありません。


気分が乗らない日、疲れている日、何もしたくない日もあります。


そんなときは、無理して頑張らず、

・「今日は何もしない」と決める
・「気分がのらなければ、やめてもいい」と緩める
・「今は整えるより、休むことが必要」と認める



これらは、習慣を壊すのではなく、“途切れても戻れる余白”をつくるための工夫です。


周囲に気を使いすぎる人ほど、「休むこと」をおろそかにしてしまう。


ですが、感情の波に合わせて調整することこそ、習慣を長く続けるためには必須なのです。


そのうえで、「できた日」を増やしていく、プラスの積み重ねをしてください。


仕事では、どんなに頑張っても褒められないからこそ、戻れた時は自分を褒めたいですね。


「続ける」よりも、「戻れる」ことを大切にする。


それが習慣化へとつながり、メンタルケアと自己成長を両立につながっていきます。

日常に取り入れる自己啓発の習慣3例

ここまでのアドバイスで、「今度こそできるかも」と感じていただけましたか?


最後に、無理なく始められる自己啓発の習慣を、3つご紹介します。


そのまま取り組んでもいいですし、あなたがやりやすいようアレンジしてもいい。


参考にしてみてくださいね。

① ジャーナリングで感情の棚卸し

・ノートに「今日の気持ち」を1行だけ書く
・書けない日は「書きたくない」と書いてもOK



自分の感情をありのまま吐き出すことで、普段抱えている『言いたくても言えないストレス』を解放していきましょう。


おすすめタイミング:夜寝る前、スマホを置いたあと

② 感情ラベリングで心を見える化

感情ラベリングは、他人の感情には敏感でも、自分の感情にフタをしがちな人におすすめ。


「今、私は不安かも」
「ちょっと疲れてるな」



など、感情を言葉にする。


愚痴や、悪口を言うのとは違います。


なぜなら、ネガティブな感情だけでなく、ポジティブな感情をラベリングしてもOKだから。


感情を溜め込んでパンクする前に、吐き出して心を整理してくださいね。


おすすめタイミング:仕事の合間、帰宅後のひと息

③ 今週の取り組みレビュー

振り返りはできないこと探しではなく、できたこと探しのために取り組んだほうがいい。


リバティリバティ

なぜなら、前向きなモチベーションを、作り出すためです。


自分に厳しくしすぎると、冷静な視点で現状を把握することができません。


なので、できなかったときに備えて、戻るために必要な前向きな声がけを、振り返りのなかで自分にしていくのです。


週1回のレビューで意識したいのは、次の2点。

・「今週できたこと」「前向きな気持ちになれた瞬間」を3つ書き出す
・できなかった時は、戻るための前向きな声がけを自分にする



当たり前にできることが増え、戻る回数が減ってきたら、マンネリを防ぐためにハードルを上げていぐらいが、ちょうどいい。


振り返りを、前向きなモチベーションの源泉にしてください。


おすすめタイミング:週末の午後、コーヒーを飲みながら

自己啓発は“自分を責めない”ことから始めよう

自己啓発が続かないのは、あなたの気持ちや能力の問題ではありません。


仕事の延長線で自己啓発に取り組み、厳しい自己評価をしてしまうのが原因です。


なので、前述した3つのコツ、

・できて当たり前から取り入れる
・達成感と環境の融合
・続けるより戻れることを大切にする



を意識しながら、

・ジャーナリングで感情の棚卸し
・感情ラベリングで心を見える化
・今週の取り組みレビュー



以上、3つの取り組みから、日常に取り入れてみてください。


「悩み苦しむ」ではなく「整える」
「続ける」よりも「戻ることを大切に」



リバティリバティ

あなたのペースで、心に優しい習慣を育んでくださいね。