『引き寄せの法則は嘘なのか?』


実践したことがある人なら、誰しもが抱くであろうこの疑問。


この問いに対する、私の答えはこれです。


リバティリバティ

引き寄せの法則はある。でも宝くじのようなものではない。


そう、いま流行りの強く願うだけで叶うなんていう、都合のいいものではないんですね。


だから、そっち系を求めているのであれば、不都合な真実だと言えるのです。


がっかりしましたか?でもこれが事実。


私は過去、意図していませんでしたが、引き寄せの法則を実現させたことがあります。


・人間関係に恵まれた職場に異動
・給料泥棒から高級外車販売店でリーダに
・交友関係が広がり結婚もした



引き寄せによって、このような成功体験を積むことができました。


当時の経験から、巷の引き寄せノウハウはウソとまで言いませんが、間違った捉え方をしているなと感じているのです。


そのため、引き寄せの法則を本当に理解するために、成り立ちと歴史を辿っていきながら、真実に迫っていきたいと思います。


まだ夢を信じていたいという方は、読まないほうがいいかもしれません。


いや、本当の引き寄せを知りたい。


実現させて、理想の未来を手に入れたい。


という気持ちが少しでもあるならば、覚悟を決めて当記事を読み進めていきましょう。


当記事のポイント
・引き寄せの原点はアメリカのニューソート
・自立した人間になることで引き寄せを実現できる
・引き寄せたいならネガティブな感情に支配されるな!

引き寄せの法則の成り立ち

引き寄せの法則が誕生したのは、自由の国アメリカ。


キリスト教の教え“聖書”を、新しい視点で捉え直した人たちによって、広がっていきました。

起源はニューソート思想

引き寄せの法則は、アメリカで始まったニューソートという思想が原点です。


ニューソートとは、19世紀後半に現れたキリスト教の思想で、禁欲的な信仰ではなく、物質面と心の豊かさを両立させようという思想。


当時は、欲望のまま生きていくという思想は敬遠されていたため、新興宗教のような立ち位置だったようですね。


そんな中、ニューソート思想を支持する“ある人物”によって、引き寄せの法則が日の目を見ました。


リバティリバティ

その人物とは、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン。


アトキンソンの著書、“Thought Vibration or the Law of Attraction in the Thought World”(日本名で引き寄せの法則)によって、引き寄せの法則が知れ渡りました。


参考著書:【原点完訳】引き寄せの法則 ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン(訳関岡孝平) Amazonより


発表されたのが、1906年。


思考は現実化する(ナポレオン・ヒル著 1937年初版発行)


ザ・シークレット(ロンダ・バーン著 2006年初版発行)


引き寄せの法則 エイブラハムとの対話(エスター・ヒックス、ジェリー・ヒックス著 2006年初版発行)


引き寄せの法則を解説している、これら有名な著書のベースになっていると言われています。


そう、引き寄せの法則の生みの親は、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンなのです。

社会的弱者が下剋上するために必要だった

当時のアメリカは、宗教の派閥争いに負けた人や、社会的少数者(今でいうマイノリティ)の逃げ場になってたんですね。


しかし、現実は残酷で、移民の生活は苦しい状況だった。


アトキンソンは、アメリカで生を受けているので移民ではありませんが、少年時代から過酷な生活を送っていました。


苦学のすえ弁護士にまで上り詰めましたが、過労とストレスにより、心と体の健康を害してしまうことに。


リバティリバティ

なんだか、今の日本人のようで、他人事とは思えませんね。


私も、体調を崩して、1ヶ月間休職してことありますので。


そんなアトキンソンの支えとなったのが、ニューソート


我慢と自己犠牲を強いる旧態然の信仰ではなく、経済面と精神的な豊かさを追求していく、新思想でした。


そう、社会的弱者が下剋上するために見出されたものが、引き寄せの法則だったのです。


とはいえ、なんの根拠もない考え方から、生み出されたものではありません。


聖書の教えを客観的に捉え直し、新時代にフィットした思想に変化させました。


キリスト教に代々伝えられてきた、どんな時代にも通用する幸せな人生の作り方から、引き寄せの法則が誕生したのです。

ニューソートがアメリカの繁栄を作り出す



引き寄せの法則が広がったアメリカは、目覚ましい繁栄を遂げます。


当時は、産業革命真っ只中。


ヨーロッパに居場所を見いだせず、再起を夢見た多数の移民によって、アメリカは世界有数の工業大国へと変貌していきます。


主役となったのが、


・石油産業
・鉄鋼産業
・鉄道産業



などで、第二次産業革命を巻き起こし、アメリカを裕福な国へ発展させていきます。


ナポレオン・ヒルの著書、”思考は現実化する”のきっかけを作った人物、鉄鋼王アンドリュー・カーネギー


当時アメリカで最も経済的に成功した、石油王ジョン・ロックフェラーが誕生した、輝かしい時代です。


現在のGoogleやアマゾン、Appleなどを生み出した超大国アメリカの原点が、19世紀のニューソートにあります。


聖書の教えが引き寄せの法則を生み出し、アメリカを世界最大の経済大国へと発展させたのでした。

願うだけじゃ叶わないという不都合な真実

引き寄せの法則の起源を追っていくと、ある不都合な真実に直面します。


リバティリバティ

不都合な真実とは、願うだけじゃ叶わないという現実。


願うだけというのは、幸せは自分の手で掴み取るという、アメリカの価値観とは合致しません。

アメリカの価値観は自由を作り出す



引き寄せの法則を生み出したアメリカの価値観は、自分の手で自由を作り出すというもの。


・個人主義
・自己責任



という思想が根底にあり、日本とは比べ物にならないほどの実力主義社会です。


ニューソートは、そんなアメリカ人の気質にフィットしたため、広く受け入れられていきました。


富は与えられるのではなく、自らの手で作り出していく。


自分の力で理想を実現させて、幸せを作り出すというのが、アメリカの価値観なのです。

日本の価値観は与えられた恵みを大切に



それに対して、日本人の価値観は、与えられた恵みを大切にしていくというもの。


日本には、神道(しんとう)という古来から伝わる宗教があり、この神道の教えが与えられた恵みで幸せにという思想です。


神社や神棚が、神道を象徴するものですよ。


神道には、キリスト教やイスラム教のように、特定の神様が存在しません。


いないのではなく多神教と呼ばれる宗教で、存在する全てのものに神が宿ると考えます。


神様の数の多さから、八百万の神(やおよろずのかみ)と表現されるのが、日本古来の宗教である神道の特徴。


その中でも特に重視されてきたのが、自然。


海や森、川の自然によって水や食べ物という恵みを得て、人間は生きていけるという思想が、ベースとなっています。


自然と共生していく。


神が与えてくれた、自然の恵みを世代を超えて大切に守り抜き、豊かな人生を作り出していくというのが、日本人の価値観です。

スピリチュアルの盲信が引き起こした悲劇



残念ながら、日本人の価値観である与えられた恵みを大切にという価値観が、現代において悪用されています。


リバティリバティ

そう、本質とかけ離れた上辺だけのスピリチュアルに振り回され、迷子になる人が後を絶ちません。


私のもとにも、100万円以上投資したけど、何も解決しなかったという切実な相談が寄せられています。


最近でもありましたね、多額の献金で家族が不幸になり、世間を震撼させた”あの事件”


盲信したことで人生を狂わせただけでなく、歴史的な大事件を引き起こすという、悲劇的な結末を迎えました。


その影響が、今でも尾を引いています。


残念ですが、本来の引き寄せは、与えられるものではありません。


望む未来を、明確に描く。


現実と向き合い、理想の実現を阻む人間の弱さを克服する。


勇気というお守りを心に宿し、挑戦という変化を受け入れていくのが、引き寄せの法則です。


待つのではなく攻める。


リバティリバティ

自分の人生は自分で切り拓くという、アメリカ式の価値観が、引き寄せの本質なのです。

引き寄せの法則を実現させる手順



引き寄せの法則を世に広げた、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン。


アトキンソンの著書を要約すると、引き寄せの法則を実現させる手順は、3つの段階があります。


・心のバランスを整える
・心に勇気というお守りを宿す
・心から望んだことを受け取る決意をする

心のバランスを整える



まずは、心のバランスを整えましょう。


不安や恐怖に生き方を支配されるのを防ぎ、悪い引き寄せを断ち切るためです。


引き寄せを実現させようとしているあなたなら、自分の理想、本当の自分がわかっているはずです。


それなのに実現しないのは、不安や恐怖というネガティブな感情に心が支配され、自分の足を引っ張っています。


「努力が報われなかったらどうしよう」


「愛されなかったら生きていけなくなる」


このような信念があなたの人生を支配し、理想の未来、本当の自分を徹底的に否定しています。


自分の希望を自分自身で潰してしまうのですから、生きづらいでしょうね。


勘違いしないでほしいのですが、常にポジティブでいる必要はありません。


アトキンソンも著書の中で、こう述べています。


私は、絶えずテンションを高めておかなければならないなどとは言っていません。それは好ましいことではありません。過剰なストレスがかかるというばかりでなく、ときにはテンションを緩めて受容力を高め、他人の思考の波を取り込めるようにするほうが望ましいからです。


引用元:【原点完訳】引き寄せの法則 ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン(訳関岡孝平)



いつでも自信満々ではなく、心をニュートラルな状態で保っておく。


ネガティブに振れても慌てず、何事もなかったかのように落ち着ける。


ポジティブに溺れるのではなく、時に心を落ち着けて、客観的な意見を積極的に受け入れていく。


心のシーソーが、釣り合った状態を作り出すことが、引き寄せるためのスタートラインです。

心に勇気というお守りを宿す



心のバランスを保ったら、勇気というお守りを宿しましょう。


アトキンソンが伝えようとしている引き寄せの法則は、願うだけで叶うという宝くじのようなものではありません。


自立した人間となり、チャンスや同じ価値観を目指す人たちを、引き寄せる法則なのです。


アトキンソンは、自分の人生を自分以外の人間に委ねることを否定します。


教師や聖職者、預言者、占い師、その他もろもろを追いかけまわし、少しばかりお金を払って講義やらプライベートレッスンやらを受け、いきなり最前列へ連れて行ってもらおうとする人がたくさんいます。そんなことできるはずがありません。何かを得たいなら、自分で行動する必要があります。そんな裏口入学のようなことはできないのです。


引用元:【原点完訳】引き寄せの法則 ウィリアム・ウォーカー・アトキンソン(訳関岡孝平)



リバティリバティ

そうですよね、自分の幸せを知っているのは、自分しかいませんからね。


とはいえ、新しい挑戦をするのは、精神的なハードルが高いのも事実。


変化という未知は、私たちの本能に刻まれた不安や恐怖を駆り立て、現状維持を受け入れます。


不安や恐怖・不満を感じている今の現実を、正当化してしまう。


ネガティブな感情に支配されないようにするには、心のバランスを保つだけでは足りません。


「自分ならできる」


「私は実現させたいんだ!」


という、勇気を心に宿し、行動に移す必要があります。


強く望むだけでは、ネガティブな感情に打ち勝てないので、引き寄せの法則が実現しません。


心に勇気を宿して挑戦する。


行動という応援を潜在意識に届け、あなたの決意を揺るぎないものに変えていく。


そのためにも、心に勇気というお守りを宿して、一歩踏み出しましょう。

心から望んだことを受け取る決意をする



心のバランスを保ち、勇気というお守りを宿す。


挑戦という行動を踏み出すことができれば、引き寄せ実現まであと一歩です。


最後にあなたがすべきことは、心から望んだことを受け取る決意をするだけ。


引き寄せの法則が実現し始めたとき、あなたの前には様々なチャンスが訪れるでしょう。


・思わぬ出会いや再開
・昇進や転職のチャンス



このような、ポジティブな変化が現れた時、あなたが望んだ未来がもうすぐ現実化します。


しかし、このタイミングであることをすると、せっかくのチャンスを逃す結果になってしまう。


リバティリバティ

それは、「自分にはまだ…」と、遠慮してしまうこと。


今はその時ではないと、チャンスを否定することです。


引き寄せの法則が力を貸してくれるのは、チャンスや出会いを引き寄せるまでです。


引き寄せられたチャンスを、受け取るかどうかを決めるのは、あなた次第。


この時に、あなたが受け取る決意を固めなければ、潜在意識が必要はないものだと判断するでしょう。


収入アップにつながる、きっかけも。


もう一度愛し合いたいと願った、相手との再開も。


人生をやり直し、どん底から這い上がりたいと願って続けてきた努力も。


潜在意識は必要がないと切り捨て、あなたの人生から遠ざけてしまいます。


リバティリバティ

だって、あなたが受け取ろうとしないのですから。


受け取るのに未熟かどうかは、関係ありません。


あなたの心の準備が整っているかどうかは、引き寄せの法則にとって重要ではないのです。


全ては、あなたの気持ち次第。


本気で手に入れたい、実現させていきたいかどうかを、引き寄せの法則は見ているのです。


実現することで起きるかもしれない、デメリットやリスクを全部受け入れる覚悟があるかを。


だから、受け取る決意をしてください。


目の前のチャンスをつかみ取り、理想を実現させる。


本当の自分を現実化させるために、ためらわずに受け取る決意を固めましょう。

引き寄せの原点は自立した人間を目指すこと

今回は、引き寄せの法則の原点である、ウィリアム・ウォーカー・アトキンソンの著書を参考にしながら、真実に迫っていきました。


「強く願えば叶う」


「宇宙に任せれば全てOK!」


というような、引き寄せの法則を信じていたのであれば、当記事の内容は目を背けたくなるかもしれませんね。


でも、これが真実です。


引き寄せの法則は、自分の人生は自分で切り拓くという、自立した人間にしか力を貸してくれません。


上辺だけのスピリチュアルに依存する人には、不幸を引き寄せると言っても、過言ではないのです。


引き寄せの法則を生み出したニューソートの原点は、自立した人間として生きる力を手にすること。


そして、引き寄せの法則を世に出したアトキンソンが目指したのも、自立して幸せな人生を送る人を、1人でも多く輩出することです。


ネガティブな感情に人生を支配されるのではなく、勇気というお守りを心に宿して行動をしていける人。


今どんな状態であれ、私には望む未来を手に入れる権利があると信じた人に、思いがけない力を貸してくれます。


引き寄せの法則は、ポジティブ・ネガティブ両面で、あなたに現実を引き寄せます。


私はできる、やると決意した人には、出会いとチャンスを引き寄せ。


私はできない、ダメだと信じた人には、不幸な出来事とあなたを苦しめる出会いを、引き寄せてしまう。


何を信じて行動するかは、あなた次第です。


当記事の内容は、あくまでも私個人の見解でしかありません。


真実がどうであれ、私はウィリアム・ウォーカー・アトキンソンの引き寄せの法則を、信じて実践します。


冒頭でもお伝えしたように、私は全く同じ流れで引き寄せの法則を実現させることができました。


・人間関係に恵まれた職場に異動
・給料泥棒から高級外車販売店でリーダに
・交友関係が広がり結婚もした



引き寄せで、このような成功体験を積め、劣等感から抜け出すことができた。


精神的な自由を、作り出せたのです。


リバティリバティ

今度は、経済的な自由を引き寄せたい。


会社員として決まった給料を与えられ、足りないと嘆く人生を卒業したい。


努力した分収入を右肩上がりに増やしていける、稼ぐ力を手に入れるために。


自分の力でお金を作り出し、経済的な不自由から抜け出したいのです。


リバティリバティ

あなたは、引き寄せの法則でどんな未来を現実化したいですか?


安心・愛情・自由という、前向きな人生を実現させたいなら、当記事を参考に本当の引き寄せの法則を実践しましょう。


不安・恐怖・嫉妬という現状維持を望むなら、私は無理強いできません。


あなたが、心から望んでいることですから。


あなたの人生は、あなたしか決められません。


全ては、あなた次第なのです。


思考は現実化する。


好む好まないに関係なく、あなたが信じていることを引き寄せるのが、引き寄せの法則です。


ぜひ当記事をの内容を参考にしていただき、今後の人生に役立ててください。


大丈夫、最後まで読み進めたあなたなら、きっと実現できますよ。