こんにちは、自己啓発アドバイザーのリバティです。
仕事や育児で忙しいと、資格を取るための勉強時間はなかなか作れません。
少しでも効率を上げるために、記憶術なんかいいかもと考えたりするでしょう。
でも、ちょっと待ってください。
実は、記憶術だけ学んでも効果がないって、ご存知ですか?
なぜなら、記憶術で向上できるのは、記憶のメカニズムでいうと一部だけだからです。
なので当記事にて、
- 記憶の仕組み
- 記憶力を低下させている現代病
- 記憶力を高めるために必要なこと
について解説していきますので、記憶術を実践するかどうか悩まれている方は、ぜひ参考にしてくださいね。
記憶術だけ学んでも効果はなしの理由
冒頭でもお伝えしましたが、記憶術だけ学んでも効果はないんですね。
そもそも覚えるというのは、記憶の仕組みでいうと1つの過程でしかありません。
2種類の記憶
記憶には、『短期記憶』と『長期記憶』の2種類があります。
短期記憶とは情報を一時的に覚えている状態で、時間が経つと忘れてしまう記憶のことです。
試験前に一夜漬けで詰め込んだ内容を、3ヶ月・半年後に忘れてしまうのは、短期記憶でその時だけ覚えているから。
一方長期記憶は、半年・1年という時間が経っても、覚えていられる記憶のことです。
・通勤経路
・近しい人の好みや性格
など、実生活において繰り返される、もしくは必要不可欠な情報は、短期記憶ではなく長期記憶として覚えていきます。
脳が記憶できる情報には限りがあるので、まずは短期記憶で一時的に覚えておく。
繰り返されたり、強烈なイメージや感情と結びついた情報だけが、長期記憶に移行していくのです。
覚えるまでの3ステップ
そして、記憶が定着していく過程は、3ステップあります。
インプットした情報は、以下の3ステップを経て記憶に定着していくんですね。
・保持
・想起
外部からの情報を、脳にインプットする『記銘』
インプットされた情報を、忘れないよう脳に留めておく『保持』
インプットされ脳に留まっている情報を、状況や場面に応じて思い出す『想起』という3ステップがあります。
そう、覚えるだけでは意味がなく、思い出すという行動がセットになって初めて、記憶に定着していくという点を見落としてはいけません。
なので、記憶術で覚えるコツを身に着けても、思い出すという習慣がなければ、試験本場で問題を解くことができないという事態に直面する。
記憶力を高めたいなら、記憶術で覚える方法を学ぶだけでなく、思い出すというアウトプットの習慣も身につけるべきなのです。
記憶力を低下させる現代病
仮に、記憶術で覚えるコツを身に着けたとしても、記憶力を低下させている現代病を見落としてはいけません。
記憶力を低下させている現代病とは、『脳疲労』
脳疲労とは、スマホなどIT機器による膨大な情報により、脳に疲労が蓄積されていくことで起きます。
脳疲労を放置すると記憶力の低下だけでなく、
・集中力の低下
・感情をコントロールできなくなる
といった症状に悩まされ、勉強だけでなく仕事やプライベートに悪影響を与えてしまいます。
平日時間があるのに、やる気が出なくてテキストを開けない。
仕事のイライラを家庭に持ち込んで、家族との関係がギクシャクしている。
記憶力の低下と一緒に、こんな状況に悩んでいるようであれば、脳疲労が原因の可能性大。
記憶を高める方法も大切ですが、低下させていく原因となる脳疲労にも気をつけてくださいね。
記憶力を高めるために必要なこと
繰り返しますが、記憶力を高めたいなら、記憶術で覚えるコツを学ぶだけでは効果がありません。
必ず、思い出すというステップを、セットで実践する必要があります。
記憶術でテキストの内容を覚えても、試験本場で思い出せなければ合格点を取れない。
勉強に費やした時間も、記憶術を身につけるために投資した受講料も、取り返せないなんて納得できませんよね?
なので、まずは覚えるまでのメカニズムをしっかりと理解して、仕組みを活用ながら記憶力を高めていきましょう。
大人でも実践できる、記憶力を高める方法については、以下の記事を参考にしてください。
【参考記事】
>>記憶力を高める3つの方法【大人になってからでも間に合います】
そのうえで、記憶力を低下させてしまう脳疲労対策を、意識して過ごしましょう。
何かを成し遂げたい人が最優先すべき事
記憶術だけ学んでも効果がない理由を、理解していただけましたでしょうか?
記憶には、『短期記憶』と『長期記憶』の2種類あります。
徹夜で詰め込むだけだと、一時的に覚える短期記憶になるので、時間が経つと忘れてしまう。
そして、覚えるだけでは意味がなく、思い出すことができるようになった時に、記憶として定着していきます。
なので、半年・1年と長い間覚えていたいなら、覚えるコツだけでなく”思い出す”という習慣を身に着けて、長期記憶に定着させていきましょう。
そして、記憶力の低下につながる、脳疲労対策も一緒に取り組んでくださいね。
分かってはいるけど、ちょっとハードル高いなぁ
と思い、自信をなくしてしまうかもしれませんが、習慣化さえできてしまえば、自己実現できる可能性がグッと高まります。
資格を取って理想の職場へ転職。
学んだことを活かし、会社の信頼を獲得して、「あなたのおかげで仕事が成り立つ」と言ってもらえたり。
経験を活かして副業で収入をアップさせ、人脈を広げて独立するという選択肢も作り出せます。
そう、何かを成し遂げたいのであれば、記憶術も選択肢としてありですが、習慣化や脳疲労対策などが必要不可欠。
習慣化することで長期記憶に定着させることができ、長い間覚えていられる。
脳疲労を放置すると、思考力、集中力、感情コントロールに問題を抱えてしまって、そもそも勉強すら手につかない。
その事実を知らなかった私は、わずか3週間で資格の勉強に挫折し、教材費15万円を無駄にしていまいました。
何かを成し遂げたいと思っているなら、記憶術を検討するのもありですが、目標に集中して取り組むための方法も取り入れ、自己投資を実らせてくださいね。
おすすめの教材
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